[人の評価]

 新人の教育とかしていると周りの人から聞かれるのが、その新人がどういう人かという評価。
 人の評価を自分のような人間がしないといけないというのが、そもそもおこがましいところでなのですが、それはどうしても避けられないのです。


 で、人を評価するにあたって良いところ、悪いところとでてくる訳なのですが、ふと自分がどう評価されていたかを思い出しました。
 人が人に対する評価で、これは真理に近いのではないかと思ったところは、良い評価は本当にそう思っている訳ではなく、悪い評価は本当にそう思っているというものです。


 良い評価というのは、相手をほめる行為です。
 ほめられた方もうれしく、ほめた方も相手に喜ばれるので安易にほめる事ができます。


 一方、悪い評価というものは、相手を咎める行為でもあるので、簡単な事は言えません。


 今まで自分は、ほめられる言葉は話し半分に聞き流し、否定されたり咎められたりする言葉は本気でそう思われていると信じてきましたが、それはやはり当たっていたのだなと思えました。


 もちろん私個人の勝手な思いこみではありますので、他人様にまで当てはまる話ではないのでしょうけれど。


 ちなみに私が言われたことのある評価は、下のような感じです。
 悪い風に言われた話には、一部子供の頃に言われた話も混じっています。<良い風に言われてると思えた評価>
・話ていて面白い。
・もてるでしょう。
・清潔感はあるよね。
・まじめだよね。
・優しいよね。
・声が良いね。
・(おごってくれるから)いい人だね。


<悪い風にいわれていると思えた評価>
*(成)は成人してから言われた評価。
・趣味が狭いよね。(成)
・ぶよぶよと太っていて気持ち悪いよね。(成)
・殴りたくなる。(成)
・気持ち悪いからよらないでくれる?(成)
・(無言でササッと避ける)(成)
・側に来るな。(成)
・頭悪いよね。(成)
・人の事をバカだと思ってるでしょう?(成)
・同じプールに入るなよ。
・なんでいるの?かえって良いよ。
・空気読めよ。(成)


 書いてると、全否定しかされてないんだなって気になってきたのでこのくらいで辞めておきます。
もちろん、成人してからは否定される事は少なくなってきました。
 けど、成人してから他人を否定的に言うのって、抵抗があるせいかなかなか言わないですよね。
こう並べてみると、やはりよっぽどなのかなあ。